『Coleman200 canada LANTERN』メンテ
『Coleman model 200
CANADA LANTERN』 のメンテナンス
今回の『AMERICAN工房』は
往年のカナダ製シングルマントルLANTERN
『Coleman model 200 CANADA 』 のメンテナンスです。
今回、偶然に入手しました!
『Coleman model 200 CANADA LANTERN』
実は先般開催された、出稼ぎ野営の『留守番』の際、大鬼谷に持参して
メンテナンスを行いましたが、どうしても着火しませんでした。
【先般の野営での様子】
新しいジェネやマントルを装着し、
一杯飲ませましたが、言う事を聴きません!
ポンピングし、エアーは噴出するものの、ガスが来ない?
真に!けしからん!のですが、この時はここまで、私も成すすべがありません。
結局!「天幕」内にて、オブジェ!で痛恨の「野営」参加でした。
今日は、このご機嫌斜めの方をメンテナンスです。
先日!ご機嫌取りに「一杯」飲ませたのに・・・・・・・WGの抜取りから開始です!
お手伝いいただくのは、愛機『COLEMAN 502-A』 に、ご登場を願いました。
『Coleman gasoline remover』を、502-Aに接続し
ランタン側のポンプノブを20回程度打ち込み、
WGを逆流させ移し変え完了です。
続いてベンチレーターとグローブを外し、
原因部分に当たりを付け、徹底的にバラします。
ジェネレーターと、バルブホイール、カラーを取り外し
「フュ-エル部分」を、タンクから回して抜き取ります!
バラバラにして、予備パーツと にらめっこ!
予想通り!
WG吸上げ部分パーツの『チューブアッシー』が真っ黒!
【症 状】 ポンピングし、エアーは噴出するものの、ガスが来ない?
『チューブアッシー』 どろどろで、真っ黒けです・・・・・・・・ホヘ~
中身のニードルを確認します。
こちらは、頭の部分のカーボーン付着等は、余り問題が無い様子です。
しかしながら、底部のニードル部分が問題です!
拡大してみて見ます。
時間があればバーナーで中のカーボンを焼き切り、外側をブラスト処理しますが、
今回は幸いにも予備パーツもあり、互換性も問題ありませんので、
問題部分をアッセン交換です。
実はこの「フュ-エル部分の予備パーツ」
ネットオークションでも購入出来ますが
『LANTERN』の製造年によって、多少形状が異なります。
お求めの際はご注意下さい。
※ 後半へつづく
問題部分のパーツをアッセン交換し
再び基の状態に『LANTERN』を組上げます。
組上げ完了!
さあ今度は、無事に点火するでしょうか?
おぉ!お見事です!凄まじい勢いで燃え盛ります。
折角ですから「工房内」を暗くして、
しばしの間 『Coleman model 200』 を鑑賞!します。
中々いい感じです!
実はこのお方!
『Coleman model 200 CANADA LANTERN』ではありますが
完全なオリジナルでは無いようです!
パンチングの入ったフレームに、蝶ねじ使い及びベンチレーターは
完全な『Coleman model 200 CANADA LANTERN』の物ですが
CANADAモデルの特長である、バルブホイールの向きが全く逆で、
『アメリカモデル』と同じになっています。
サンシャインマーク!を探しますが、タンク表面には打刻の跡が無く
タンク底部に刻まれています。
おまけに、リプロの「コールマンステッカー」が、いい味を出しています。
私の記憶違いかも知れませんが、確か?『Coleman model 200』の製造年は、
canadaモデルでも1964年頃が最後で、1965モデルは存在し無いと思います。
タンクをじっくり見ますと、どうも「CANADA 赤 LANTERN200-A」の
赤タンクのペイントを、剥がして装着したLANTERNのようです。
まあ!素性はどうであれ、中々の燃焼状態でペイントを剥いだメッキタンクもとても綺麗です。
自分で剥ぐと、相当の時間と労力が掛かりますので、今回は、一点ものとして愛着が湧き!
『Coleman model 200 ウルトラマン』と
自分で勝手に銘々してやりました!
怪獣退治に、活躍してくれる事を祈ります!
それでは、皆さんとの初顔合わせです!
それでは!一人だけ目だっていただきましょう!
ベンチレーターには、蛇の目がありません。
また1台増えた!
『Coleman 200』 シリーズのLANTERNです!
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